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まったりまったんこ

アルファポリスでまったり小説掲載中です。 習作短編やSS、設定の裏話やボヤキなど。 ネタバレがある場合は件名に記載します。 ジャンル:人間模様>>恋愛、ファンタジー

気持ちの整理

今日、祖母の告別式が済み、ラインに親族の集合写真が送られてきて。
仕方ないと割り切っていたはずの気持ちが不意に溢れました。
感情豊かで、プライドが高く、
上海育ちで開放的で、
それなのにひどく保守的なところがあって、
どこか自立しきれないところのある、
祖母はそんな、少女のようなひとでした。
祖父とはときどき、中国語で会話をしていて、
いつも、会ったらハグをしてくれた。
別れ際は目に涙をためて、やっぱり力強いハグをして。
思春期の頃の私は、どれだけそのあたたかさに救われたことでしょう。
関東とは違う土地の空気。匂い。言葉。風習。習慣。
それらすべてが私にとって大切な思い出で、
祖父母の車で出かけるときの風景は、今では宝物みたいにきらきらしている。
私が大人になるにつれ、
祖母は私の「将来」を羨んで、
何かにつけ嫌味を言ってきたりもした。
悲しかったけど、だからこそ、祖母というひとを理解できた。
強がりで、いつでも不安を感じていて、言葉にすがりつこうとするほど、言葉を信じられなくなる。
親に愛されていたと言いながら、本心は自分を肯定できず、誰かの評価の下に身を置いてようやく安心する。
誰もが、いい面ばかりではない。むしろいい面の向こうには、その人の短所や隠したい本心がある。
だからこそ、人間はいとおしい。
最近は痴呆が進み、ろくに会話もできず、
私はそれが老いていくことだからと、ただ見守っていたけれど。
死を悲しむつもりはないけれど。
会いたかった。
最期に話しかけたかった。
ありがとう、と一言でいい。
その寝顔に、声をかけたかった。
最後に会った二年前には、
「また来るからね、元気でね」
としか、言えなかったから。
とても個人的なことですが、
こういう気持ちをこそ、大切にしたいなぁと思ったので記しました。
息子が心配するので(笑)、早々に気持ちを切り替えるつもりですが
心から、冥福を祈って。
でも心配はしてないです。
あれだけ祖母を溺愛してた祖父だもの、きっと迷子になる前に、迎えに来てくれるでしょう。
向こうで、チークダンスでも踊ってくれるといいな。

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