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まったりまったんこ

アルファポリスでまったり小説掲載中です。 習作短編やSS、設定の裏話やボヤキなど。 ネタバレがある場合は件名に記載します。 ジャンル:人間模様>>恋愛、ファンタジー

想像力と創造力

中学のとき、想像力?創造力?を試すような授業がありました。
鉛筆を題材に、好きなように描け、との話で、
折り曲げたり、集中線のように配置したり、飛ばしたり、色々していたのですが、
私は何故か、下書きの段階で先生からOKが出ませんでした。
他の生徒はそこまで手直しされていなかったので、
私が描くのが好きだからこその指導だったのかもしれませんが、
結局最後、色塗りの段階で力尽き、
「もう一息でいい作品になったのに」
と先生に苦笑されました。
自分では何がいい作品の要素を秘めていたのか全く分からず、
ほとんど落書き同然の、ひたすらに拙い作品に首を傾げていたのですが。

あの授業は何だったんだろうと、不思議と今でも記憶に残っていて、
最近、小説を書いていて、あのときによく似た感覚になるときがあります。

自分の中にあるものを、吐き出す。どういう形で?ここにこんなのがあったら楽しいかな。でも、もっとひねくれたのがこっちにあってもいいかもしれない。交差させたり引き延ばしたり連ねたり、いろんな鉛筆を描いたように、楽しい気持ちも色々あって、悲しい気持ちも様々で、切なさや怒りや諦めや、そんなものも複雑に絡み合って、それぞれ間違ってなどいない感情で、そういうものを吐き出したくて、何らかの形で確認してみたくて、きっと私は書いているのだろうと。

その後、疲れたときには抽象画を描いたこともあって。
私は比較的、見えるものしか描いたことがなかったけど、あの授業のおかげで、
丸のもたらす感情、直線のもたらす感情、一つ一つを感じられたような気もします。
もし先生が、そういう方面で私の内面を引き出せるのではと思ったのなら、
もう少し、がんばってみればよかったなぁ、なんて気もしますが、
きっと結果論ですね。
あの先生もきっと覚えていないだろうし、
私も、先生の性別くらいしか、覚えていないし。
あとは、人間的に不器用な印象の先生だった、ということくらい。

そんな訳で、当時描いた鉛筆を思い出しながら、創作しています。

主役もいなければまとまりもない、虚勢も体面もない、気ままな鉛筆の姿。
今あの絵はどこにあるのかな。もう捨てたかな。機会があったら探してみようっと。

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